設定情報取得(WAN)
インターネット越しのWOLをする場合も、
LAN 内でのWOLで使用したWOLソフト(Wake up On Lan Tool)を使います。
ただし、LAN 内仕様とは設定方法が少し違います。
設定する情報が異なる上、その情報の取得先も違ってきます。
ここでは、インターネット越しのWOLソフトを設定するための情報取得がわかります。
再確認ですが、情報を取得するパソコンは、
「遠隔電源オンを受ける側のパソコン」
となります。
WOLソフトを設定するために必要な情報
インターネット越しのWOLソフトを設定する場合に必要な情報は以下のとおりです。
「リモートホスト名」←LAN 内設定と同一
「ポート番号」←LAN 内設定と同一
「IPアドレス」←インターネット越し専用の数字
「サブネット マスク」←LAN 内設定と同一(変更の場合もあり)
「MACアドレス」←LAN 内設定と同一
基本的にLAN 内のWOLソフトを設定した項目と同じですが、
「IPアドレスの項目」で入力する情報に違いがあります。
インターネット(WAN)越しからのWOLソフトの設定画面
IPアドレスの項目だけが上記と異なります。
さらにこのIPアドレスはルータの再起動などのたびに再入力が必要です。
MACアドレスやサブネットマスクなどの取得方法
LAN 内でのWOLソフトを設定するときに取得した方法と同じですが、
念のため、ここでも取得方法を書いておきます。
パソコンの「コマンドプロンプト」から調べます。
パソコンのWindowsが起動している状態で、
「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
最後の「コマンドプロンプト」を実行します。
(1)「コマンドプロンプト」を実行させた画面
(画像をクリックすると拡大表示され、拡大後、自由に移動可能)
「コマンドプロンプト」を実行させた後、「ipconfig/all」(赤下線)と入力します。
(2)「ipconfig/all」と入力した画面
(画像をクリックすると拡大表示され、拡大後、自由に移動可能)
カーソルが止まっている場所に「ipconfig/all」と入力すると、
ズラーッと文字が表示されます。
この中から必要な情報をピックアップしていくわけですね。
わかりやすいように上から見ていきましょう。
@「Host Name」←これはパソコンに付けられた認識番号みたいなものです。
一応、メモしておきますが、WOLのソフトに設定するときは任意の文字が入力出来ます。
A「Physical Address」←これが「MACアドレス」と呼ばれるものです。
例をとると、「11-22-33-44-55-66」のように表示されます。
B「IP Address」←インターネット越しのWOLのときは使いません。
C「Subnet Mask」←これがサブネットマスクです。
グローバルIPアドレスの簡単な確認方法
グローバルIPアドレスを簡単に確認する方法はいくつかありますが、
ブラウザ上で簡単に確認できる以下の方法がオススメです。
「確認くん」
電源オンを受ける側のパソコンで上記のリンクをクリックすると、
ブラウザが開き、そのパソコンのいろんな情報が表示されます。
この中から「グローバルIPアドレス」を取得します。
この場合「61.211.26.17」となります。
<作成日:2010-04-20>
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